市役所で「大麦スイーツ試食会」

2012.07.31

大麦の粉末を使った「大麦スイーツ試食会」が7月31日、小松市役所市長室であり、市長をはじめ市の関係者やJA小松市役職員、金沢学院短大関係者らが出席しました。JA小松市と金沢学院短大の粟津原理恵准教授がシュー生地を考案し、今回大麦シューや大麦ラスク、大麦ガトーショコラに仕上げた試作品を市長らが試食しました。JA小松市管内の大麦は、転作の主要作物であり県内一の生産地で六条大麦ファイバースノーを栽培しており、約1,000トンの収量があります。価格は、米の1/4程度で、規格外の比率が30%と高いため、生産振興と生産者の所得向上を図るため、6次産業化(加工)等用途拡大が必須とされています。
大麦粉は、タンパク質のグルテンを形成されないため、スイーツ等の材料に使えなかったが、シュー生地を考案したことにより、商品化が可能となりました。粟津原理恵准教授によると、大麦粉は食物繊維が多く含まれ、血中コレステロール濃度や血糖値の低下、肥満予防にも効果があるとのこと。今後の商品化への課題として、特有の香り、コクや重厚感がない、パサつく等を改善し、9月の商品化、10月の販売を予定しています。

試食する市とJAの関係者
大麦粉を使ったスイーツ5品
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